任意売却と競売の違い
債務者の希望が取り入れられる任意売却と、金融機関が事務的に行う競売。任意売却と競売には、下記のような大きな違いがあります。
「結果的に家を失うのなら、任意売却も競売も同じ」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、任意売却と競売では、そこに行き着くまでの過程が全く違います。
「所有者の意志とは無関係に、強制的に売却される」のが競売であり、「所有者の意志により、売却を決める」のが任意売却なのです。
簡単にいってしまえば、任意売却とは「労力を惜しまず少しでも有利な条件で不動産を売却する」ことに対して競売は「自己破産を前提に全てを裁判所に任せる」ことになります。
どちらもメリット・デメリットはあります。
そのため、「今後どのような生活を考えているのか」で、売却方法を選ぶことをお勧めします。
競売と任意売却の違い
このように任意売却と競売を比較してみると、どちらが債務者にとってより有益かは一目瞭然です。
ただし、気をつけていただきたいのは「知識と経験のない者がいたずらに交渉すると、場合によっては競売を回避できなくなる可能性がある」ということです。任意売却を選択したとしても、限られた期間内に金融機関が認める金額で売却できなければ、問題の解決にはなりません。
任意売却をご希望の際は、早期の段階で当社にご相談ください。